つながる脳科学
出典:講談社ブルーバックス
講談社ブルーバックスから2016年に出版された『つながる脳科学』。理研CBSの前身であるBSIの研究者9名が、それぞれが取り組む研究分野の最前線を分かりやすく解説します。全9章のなかから3章を連載でお届けします。
数理モデルでつなげる脳の仕組み
脳を知るための研究は、実験だけではありません。数理モデルなど「理論」で追究することも重要です。脳の学習はどのように進むのか?AIのディープラーニングとは何が違うのか?理論から脳を眺めると、新たなつながりが見えてきます。
親子のつながりをつくる脳
親が子を育て、子どもが親を慕う「親子関係」に、脳はどう関わっているのでしょうか?
脳から見た親子のつながりに迫るとともに、脳研究が今後どう役に立っていくのか、「社会とのつながり」も皆さんと考えたいと思います。
脳と時空間のつながり
いま自分がどこにいるのか、時間がどれくらい経ったのか、私たちはどうやって認識していると思いますか? じつは頭の中には、地図や時計のような役割をする神経細胞があって、 それらがじつに巧妙な働きをしているのです……!