世界脳週間2019 - 夏休み高校生理科教室 脳の不思議に迫る

世界脳週間2019 - 夏休み高校生理科教室 脳の不思議に迫る

理研CBSでは高校生を対象とした体験型の理科教室を下記のように開催します。
夏休みの一日、最先端の脳科学に触れて楽しいひと時を過ごしませんか?

2019年7月10日で参加申し込みを終了しました。たくさんのお申込みありがとうございました!

日時

2019年8月2日(金)13:00~16:00

場所

理化学研究所 脳科学中央研究棟(埼玉県和光市広沢2-1)アクセス

対象

高校生の方 先着約40名(事前登録制)

講演のみでの参加は40名以上でも受け付けいたします。

スケジュール

12:30-13:00 受付
13:00-13:10 開会の挨拶 脳神経科学研究センター 副センター長 上口 裕之
13:20-14:20 研究室見学
14:30-15:20 講演 脳神経科学研究センター チームリーダー 黒田 公美

-16:00 アンケート記入など、解散

講演

  • 黒田 公美

    脳がつくる人間の行動とこころのメカニズム
    黒田 公美 親和性社会行動研究チーム チームリーダー


    脳とは何でしょう。脳は、人間をはじめ、魚など脊椎動物はみんなもっている臓器の一つですが、その動物の行動を決める上でとりわけ重要な臓器です。脳は、35億年に及ぶ生物進化の中で磨かれてきた遺伝子のセット(ゲノム)と、生まれる前の胎内に始まりこれまでに経験した様々な環境や出会いの影響を受けて形作られています。と同時に、脳はその人の行動を通して環境に影響を与え、明日の自分自身を変えていくことのできる存在でもあります。この不思議な脳の働きについて、みなさんと考えてみたいと思います。


研究室見学

  • 笠原 和起

    神経科学体験:マウスの脳を染色して観察してみよう
    笠原 和起 精神疾患動態研究チーム 副チームリーダー

    ヒトの脳は手のひらに載るぐらいの大きさですが、約1000億(10^11)個の神経細胞が存在し、その神経細胞は100兆個(10^14)以上のシナプスによって繋がっています(どうやって数えたのかな?)。ちなみに、最新iPhoneのチップには約10^10個のトランジスターがあるらしいです。脳の素晴らしい機能を支えている見事な機能美を観察してみよう。

    • キーワード
      HE staining, Mouse brain, Nissl staining
    • 予習におすすめの本
      ナショナルジオグラフィック(日本版)2014年2月号、2018年2月号(大きめの図書館の閉架書架にあると思います)
    • 趣味
      Ant farmが趣味です。コロニー4つ(=女王アリ4匹)飼っています。
  • 笹栗 弘貴

    医師が取り組む脳科学研究―ヒトの脳の病気を動物モデルに再現する―
    笹栗 弘貴 神経老化制御研究チーム 研究員

    ものごとを考えたり、覚えたり、言葉を話したり、身体を動かしたり、ヒトの脳には様々な働きがあります。こういった脳の機能が徐々に失われていく病気、「神経変性疾患」と呼ばれる疾患群があります。当研究室では、代表的な神経変性疾患であるアルツハイマー病の様々な動物モデルを作り、研究することで、病気の原因をつきとめ、治療方法を開発することに取り組んでいます。我々の、遺伝子工学や発生工学を利用した最先端の取り組みや、実際の実験の様子を、医師の視線も交えながら紹介していきます。

    • キーワード
      神経変性疾患、アルツハイマー病、モデル動物、認知症、ゲノム編集技術
    • 予習におすすめの本、HP
      Alzheimer's Associationの日本語のホームページ
      西道隆臣先生の著書「アルツハイマー病は治せる、予防できる」集英社新書
    • 好きな作家
      司馬遼太郎
  • 村山 正宜

    感覚と運動の不思議
    村山 正宜 触知覚生理学研究チーム チームリーダー

    モノに触れた時の感覚を触知覚といいます。この講義では、人の脳を用いた実験動画を観てもらい、触知覚に関わる脳回路について説明します。また、感覚と対をなす運動についても昆虫を用いた実験動画を観てもらいます。さらに、皆さんの筋肉から筋電位を測定します。普段、皮膚の下にあってみる事のできない筋肉の活動を観て、聞いて理解を深めていただこうと思います。

    • キーワード
      筋電位、皮質のホムンクルス、脳機能局在論、ペンフィールド
    • おすすめの本
      人生はワンチャンス! 人生はニャンとかなる! ともに 水野 敬也、長沼直樹 著 文響社
    • 高校時代の思い出
      高校時代は運動しかしなかった。。。
  • 豊島 学

    こころの病気のサイエンス―こころの病気の謎に迫る―
    豊島 学 分子精神遺伝研究チーム 研究員

    こころの病気にはどのような種類があり、それぞれどのような特徴があるでしょうか?
    こころの病気の謎に迫るためには、どのような研究方法があるでしょうか?
    研究室見学では、このような疑問について、マウスやiPS細胞使った研究をご紹介しながら、一緒に考えてみたいと思います。更に、実際にiPS細胞や神経細胞を見ていただきます。

    • キーワード
      こころの病気、精神疾患、iPS細胞、統合失調症、うつ病
    • 予習におすすめのHP
      みんなのメンタルヘルス
      CiRA
    • 好きな本
      小川一水さんのSF小説全般
  • 梶山 十和子

    匂いを感じる脳のしくみ―魚の脳内を見てみよう―
    梶山 十和子 システム分子行動学研究チーム 基礎科学特別研究員

    焼き肉の匂いをかぐとお腹がすいてくる・・・なぜでしょう。私たちの研究室では、ゼブラフィッシュという小さな魚を使って嗅覚の研究をしています。魚も匂いを感じているの?魚の脳って人間の脳とどう違うの?魚の行動実験ってどうやるの?さあ、小さな魚を使った色々な実験を一緒に見てみましょう!

    • キーワード
      魚類 嗅覚 行動実験 顕微鏡 脳の活動
    • 予習におすすめの本
      「嗅覚はどう進化してきたか――生き物たちの匂い世界」 新村 芳人 著 岩波書店
      「魚だって考える」 吉田将之 著 築地書館
    • 好きな本
      「ご冗談でしょうファインマンさん」リチャード P. ファインマン 著、大貫 昌子 翻訳 岩波現代文庫 ★これを読んで研究者に憧れました!
  • Thomas McHugh

    Technology to Understand Memory
    Thomas McHugh 神経回路・行動生理学研究チーム チームリーダー

    Do you ever wonder how our brains store, organize, recall and use the experiences we have every day? If so, then you are curious about memory. Today I will describe how and why we use mice to try to understand the mechanisms of memory, focusing on a key part of the brain called the hippocampus. We have known for over 50 years that humans with damage to the hippocampus lose the ability to form new memories. I will introduce you to how we study this in the lab, highlighting the tools we have that allow us to see, hear, label and even control the neurons the store specific events in an animals life.

    (※使用言語:英語)

お申し込み

お申し込み期間は2019年6月10日(月)から7月10日(水)までです。

2019年7月10日(木)で参加申し込みは終了しました。

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お問い合わせ

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その他

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