豪華な講師陣から英語で学ぶ脳神経科学 ― 紺野 大地

2020年8月4日


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紺野 大地

東京大学大学院医学系研究科
老年病学教室 医学博士課程



脳科学・神経科学全般をカバーする講義
“シナプス”や“樹状突起”といった細密なテーマから、“意思決定”、“アルツハイマー病のモデル動物の作成”という内容まで、神経科学全般をカバーする各講義を約10カ月かけて学ぶことができます。


豪華な講師陣
脳神経科学研究センターのチームリーダーをはじめとする世界をリードする研究者から直接に講義を受けることができます。“憧れのあの論文の著者”や“教科書に載っている内容の発見者”である研究者から当時の裏話を交えながら研究の解説を聞けたことは、本当に貴重な体験だったと今振り返り強く感じます。


英語で学べる
講義、質疑などのやりとりはすべて英語で行われます。研究者にとって研究を進める、伝えるために英語の使用は避けて通ることができません。脳科学塾では脳科学・神経科学に関する専門用語を効率良く学ぶことができましたし、週1回3時間半ば強制的に英語に触れられることはとても良いトレーニングになりました。


すべてのプログラムを修了し、想像以上に素晴らしいプログラムだったと感じています。
また、例年の脳科学塾とは異なりCOVID-19感染拡大のため2020年3月以降はすべてオンライン形式での講義となりました。研究所で行われた前半部では、講義後にチームリーダーと進路相談などを含めた様々な話をしたり、ほかの受講生たちと各々の研究やお互いの出身地について話したりしました。また、講義前に少し早めに着いて理研キャンパス内の池のほとりで行うひなたぼっこは私の密かな楽しみでした。
オンライン講義へ移行してからは往復1時間以上の移動時間を省略できたことは良かったと思います(なかには4時間かけて通う受講生もいました!)。 距離的な制約がなくなる分、地方や海外からでも受講ができるという可能性を感じました。将来的には、オンサイトとオンラインの良さが両立できると素晴らしいと思います。


最後になりますが、脳科学塾という素晴らしいプログラムに参加できたことを誇りに思います。特に今年度はCOVID-19という未知の事態の中で尽力くださった講師陣、スタッフのみなさん、受講生のみなさん、本当にありがとうございました! また会う日まで!